リサーチ/ベンチマーク

日系大手電気機器メーカー

About Client
電気機器市場においてグローバルで確たるポジションを持っていたが、近年、安価な労働力を武器にシェアを拡大する新興国や、イノベーティブな製品を持ったベンチャー企業が台頭。事業変革による売上・シェアの回復が求められていた。

Business Need / Challenge
旧態依然とした製品設計開発プロセスにより、慢性的に非効率な状況に陥っていた。特に近年、製品におけるソフトウェアの比重・重要性が高まるなかで、ソフトウェアの設計開発プロセスの改善余地がどこに、どの程度あるのかを認識する必要があった。
業界において、自社のソフトウェア設計開発プロセスが、どのレベルに位置づけられるのか、グローバル視点で広くベンチマークを行い、改善につなげるための調査を開始した。

Solution
●キャップジェミニグローバルリサーチチームと連携した調査体制の構築
●社内の知見や公開情報に基づく、マーケット分析、企業別動向調査、テクノロジートレンド調査、調査対象企業の関係者へのアンケート・インタビュー 、結果のとりまとめ・分析の実施
●調査結果に基づいた、顧客のソフトウェア設計開発プロセスのベンチマーキングおよび対策案の提示

Collaborative Business Experience
ベンチマーク調査においては、キャップジェミニのネットワークのみならず、顧客企業のネットワークを含めた調査網を構築し、グローバルの調査と組み合わせて複合的なチャネルからの情報収集を行った。

Benefit (Results Count)
ベンチマーク結果を基にソフトウェア設計開発プロセスにおける改善に繋がり得るポイントが明確化した。改善施策案及び、ロードマップに沿った推進が行われ、特にソフトウェア開発・テスト工程におけるプロセスの効率化が実現した。
 


日系大手自動車メーカー

About Client: 
業界における製品(車)とデジタルの融合の流れを受け、デジタルによる競争力強化に向けた変革が進めらていた。その中でIT部門がより重要な役割を担うべく、将来的なグローバルIT組織をどうすべきか、方向性を探っていた。

Business Need / Challenge
ITによるビジネス貢献活動、特にコネクテッドカーの普及、技術進歩に伴い、ビジネス機会とステークホルダーが増加し、それらに対応するため、IT組織の役割・機能の見直しが求められていた。グローバルIT組織としての将来像を検討するためのインプット/ベンチマークとして業界のグローバルリーディング企業がどのようなIT組織整備を進めているのかトレンド/ケース調査を進めるに至った。

Solution
●調査設計
●公開情報に基づく調査
●調査対象企業の関係者へのアンケート・インタビューによる調査
●調査結果に基づくレポート作成

Collaborative Business Experience
リサーチを専門とするキャップジェミニのグローバルリサーチチームと連携した調査体制を構築し、複数チャネルを介した情報収集を行うと共に、クライアント企業の現状を踏まえた示唆と提供を行った。

Benefit (Results Count)
IT組織の将来像検討に向けた有益な情報、および示唆を提供することで、クライアント企業における企画・検討活動の精度向上に貢献した。


日系大手精密機器メーカー

About Client 
クライアントは精巧で複雑な精密機器を製造している。当業界においては顧客の要求の高度化や技術の進歩により製品のシステム規模が大規模化していた。

Business Need / Challenge
そのような状況の中、技術者が専門分野にフォーカスする傾向になり、製品システム全体を包括的に理解して設計・構築できる人材が少なくなってしまっていた。その傾向を改善するためにも、組織として、システムズエンジニアリング強化に向けた取り組みが必要になっていた。

Solution
システムエンジニアリング強化へのアプローチを探る上で、どのような開発プロセスや組織形態が必要かを把握し、具体的な検討に繋げるため、当分野において取り組みが進んでいるリーディング企業・業界の動向や事例を調査・報告した。
 
Collaborative Business Experience
日本拠点のみならず、キャップジェミニグローバルのリサーチセンターと協働し、業界のグローバルリーダーの事例を収集した。
調査結果を踏まえてクライアントとディスカッションし、顧客の要望を踏まえて要所の深堀り調査を実施し、本質的な改善機会の獲得に寄与した。

Benefit (Results Count)
リーディング企業の会社全体としてのシステムズエンジニアリングの取り組みについて、特に開発プロセス/組織形態の観点から明らかにし、クライアントの製品開発プロセスの見直しに貢献した。