イノベーション マネジメント
日系大手精密機械メーカー A社
Client challenge:
顧客は高い技術力に定評があり、海外顧客からも高い評価を受けていた。
しかし市場の技術革新は一層高速化してゆく中で、それに追随して更なる開発リードタイムの短縮が求められている状況であった。
開発難易度が上がる一方で短納期を迫られるような状況だったが、計画作成・管理が弱く、遅延が発生。そこで先ず、網羅的かつ具体的な開発プロセスの視える化(WBS:Work Brakedown Structure導入)を行い、次に開発リードタイムを短縮するべくバッファマネジメント手法を導入した。また、導入にあたりミドルマネジメントに対する意識変革に取組み、計画文化の定着化を図った。
Solution:
・現状分析、施策方向性立案、ツール選定/導入、定着化に至るプロジェクト運営方法論の活用と実行
・ツール選定時の評価手法の検討
・意識変革プログラムの活用と実行
Benefit :
方法論や各種知見の提供、改革実行の経験を活かしたプロジェクトマネジメント支援や現場の意識改革推進等で貢献した。
WBS・バッファマネジメント手法の導入企画・実行支援により開発期間が大幅に短縮された。チェンジマネジメント方針の策定と実行により、定着率の向上を実現した。
日系大手精密機械メーカー B社
About Client:
高い技術力に支えられ、対象製品領域におけるグローバルリーディング企業として君臨してきた一方で、後発企業の追従により競争が激化してきており、マーケットポジジョンの維持・拡大に向けてはイノベーティブな製品を、より早く・着実に市場に出していくことが求められていた。
Business Need / Challenge:
製品開発の複雑化・大規模化、Time to Market/開発ライフサイクルの短期化といった環境変化を背景に、従来は強みであった、すり合わせ・現場依存型の管理スタイルの限界を認識し、プロジェクトマネジメントの強化/体系的なプロジェクトマネジメントの導入を進めていくことを決断した。
Solution:
●プロジェクトマネジメント標準ガイドラインの作成
●ガイドラインのプロジェクト適用・定着化計画の作成・推進
●プロジェクトマネジメントに関するエンジニアケイパビリティ評価・育成の実施
●パイロットプロジェクトにおけるプロジェクトマネジメントの実行
Collaborative Business Experience:
キャップジェミニの豊富な実績に裏付けされた方法論や知見を提供しつつクライアントの実情を踏まえたガイドラインを作成した。
また、実プロジェクトでの着実なガイドライン活用/プロジェクトマネジメント力強化に向け、プロジェクト現場に入り込んだエンジニア育成・教育、および、プロジェクトマネジメント実行支援を実施した。
Benefit (Results Count):
直接ガイドライン適用を支援したプロジェクトにおいては、体系的な管理の枠組みを導入すると共に、エンジニアの管理意識向上も進み、着実なプロジェクト運営・推進に貢献した。
ガイドラインは開発部門全体に展開され、複数の製品開発プロジェクトにおいてその着実な推進に寄与している。